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秋元真夏卒業、“11年のアイドル人生に幕”「生まれ変わっても絶対乃木坂46」

秋元真夏卒業、“11年のアイドル人生に幕”「生まれ変わっても絶対乃木坂46」

22日から5日間にわたって開催された『乃木坂4611th YEAR BIRTHDAY LIVE』。ALLメンバー、5期生、4期生、3期生とバトンを繋いできた11回目の“バスラ”。最終日は、2代目キャプテンとして乃木坂46を支えてきた秋元真夏の卒業コンサートが開催され、厳しい抽選をくぐり抜けて手にしたチケットを握りしめて1万2000人のファンが“まなったん”の門出を目に焼きつけようと横浜アリーナに集結した。

シュールな黒見明香の“カマキリ”による注意喚起映像のあと、影ナレは岩本蓮加と筒井あやめが担当。「真夏さんの最後最高な一日にしましょう!」と会場を盛り上げた。

「overture」に乗って、秋元の歴史がフラッシュバックされ「よく転ぶ、涙もろい」と紹介されたが、荘厳な曲に変わりメンバーが入場。最後に正面のスクリーンが開き、中央の階段から秋元が登場。「乃木坂46秋元真夏卒業コンサートスタートです!」と開会を高らかに宣言。まずは乃木坂46の歴史の1ページ『ぐるぐるカーテン』からスタート。「真夏さんのアイドル姿を見られるのは最後ですよー!みなさん真夏さんのこと好きですかー!」と煽る新キャプテン梅澤美波に大歓声で呼応するファンの波。さらに山下美月が「真夏さんのアレに撃ち抜かれたいですよねー!」と絶叫し、早くも秋元の必殺技「ずっきゅん!」が炸裂した『おいでシャンプー』。今度は久保史緒里が煽り、『走れ!Bicycle』を楽しくパフォーマンス。

「私の乃木坂46はここから始まりました」と告げ、秋元のデビュー曲と言ってもいい『制服のマネキン』をドロップ。生駒里奈センターのパフォーマンスもモニターに流れ、秋元とのオーバーラップとセーラー服がエモーショナルだ。続いて、秋元がずっと憧れていたという「横アリー騒げーー!!」と白石麻衣顔負けの絶叫で『ガールズルール』から『太陽ノック』へ。

最初のMCでは、山下から「堂々と階段の真ん中を通って来たじゃないですか?私も2日間同じ階段から降りるシーンがあったんですけど、真夏さんがスタッフさんに「絶対転ぶなよ!」ってめっちゃ言われてて。私は言われなかったので「さすが真夏さんだなと思って(笑)」、今日は絶対転ばないでください!」念を押されていた。

今回のセットリストは秋元自身が監修したもの。「後輩との思い出を重視して曲順を決めました。乃木坂46の活動を振り返ってみると、後輩と乗り越えてきたことが思い出として欠かせないなと思ったので、期別の曲を歌ったり踊ったりしたいなと思いました。分からない振付とか後輩に聞きながら出来たので、コミュニケーションもたくさん取れて、この曲入れて良かったなって」と振り返った。

初披露で最後となる5期生楽曲『バンドエイドを剥がすような別れ方』を披露。間奏ではセンターの菅原咲月をはじめ、5期生から感謝のメッセージが。次は4期生楽曲『ジャンピンジョーカーフラッシュ』。3期生楽曲は伊藤理々杏がセンターを務めた『僕の衝動』。伊藤は「最後に真夏さんの本気のダンスを見せてください!」とソロダンスを要求。最後は『乃木坂工事中』でモノマネされた多彩なキメポーズも秋元と共演、会場が沸いた。

そして素の秋元真夏の状態で歌える曲という、女子校カルテットの『口約束』を佐藤楓、吉田綾乃クリスティー、金川紗耶、柴田柚菜、弓木奈於、林瑠奈とパフォーマンス。佐藤は2017年を思い出したのかすでに号泣。つられて弓木も泣いていた。さらに吉田は曲終わりに秋元が耳元で「ありがとう」と言ったことで、涙腺が爆発したと、のちのトークで語っていた。

「何歳になってもアイドルでありたい」という秋元が、一番アイドルらしい曲と選んだのがこの王道曲。今回はオリジナルの衣装を着るため、秋元のモチベーションまで持ってきてくれるメンバー2人を選出したという。「私も浮いてなかった」と太鼓判をした『ごめんね、スムージー』を阪口珠美、田村真佑がアイドル全開でキュートに歌った。

つづいては「まいやん(白石麻衣)とかかずみん(高山一実)とがほんとにかっこよかった、憧れていた曲です」と紹介。「最後にカッコよく決めたい」という『魚たちLOVE SONG』、魚の着ぐるみで登場したのは、山下と筒井。「ごめんね最後にこんな格好させちゃってー。でもさこういうのってもう1人いるよね。くろみーん!」と呼び込まれ、カマキリ黒見が見参。1人昆虫というシュールさもひと際味があり、喝采を浴びていた。さらに秋元が乃木坂46に加入して初めて振り入れしたという、11年前のアンダー楽曲『涙がまだ悲しみだった頃』から生駒里奈最後のセンター曲『Against』をパフォーマンス。

秋元が“乃木坂46の転機”と位置づける、レコード大賞受賞曲『インフルエンサー』『シンクロニシティ』の情熱的でありながら繊細なダンスパフォーマンスから空気は一転、タオルぶん回しで「真夏さん大好きー!!」と叫ぶ賀喜遥香がかわいい『好きというのはロックだぜ!』、センターステージで『帰り道は遠回りしたくなる』、生田絵梨花の最後のセンター曲『最後のTight Hug』をしっとりと歌い、そのしなやかさに魅了される。

出来た時から歌ってみたいと憧れだった楽曲だったと言い、「今回は乃木坂46を代表するメンバーと歌います」と『言霊砲』を山下、与田祐希、久保が。ここで歌詞も相まって秋元の涙腺が崩壊してしまう。もともと高山一実と歌っていたユニット曲は、「一緒に戦ってきた」人を選びましたと、まさに戦友梅澤と『忘却と美学』、キャプテンの称号の継承式さながらのエール交換に胸が熱くなった。

梅澤は「副キャプテンに就任してからは近くに居ることが増えて、本当にあまりに素敵な人すぎて、隣にいるのが畏れ多いくらいだったんですけど、22日に三代目キャプテン引き継いで真夏さんの近くでずっと見てきたことをメンバー達にしてあげられるようにしっかり引き継いでいきたいと思います」と話し、秋元からは「初代・桜井玲香、二代目・私。このポジションに就いた人にしかわからない感情を今からきっとたくさん味わうと思うんだけど、つらい時も、楽しい時もみんなのこと守ることを考えてもらえたら、絶対に大丈夫だと思うし。キャプテンってポジションはちょっと辛いポジションに見えるけど、私はメンバーとコミュニケーションを取ることを増やしてくれる素敵なポジションだと思ってるから、楽しいこともいっぱいあるから、それを全力で感じて三代目キャプテン頑張ってください。」と、熱いエールをあらためて贈った。

「どうしても2人で歌いたかった」という『大嫌いなはずだった。』を鈴木絢音とデュエット。間奏ではサプライズで花束のプレゼント。「真夏さんに言えなかったことを言わせてください。卒業本当におめでとうございます。これまでもこれからもずっと大好きです!」と号泣。ファンもたまらず目頭を押さえていた。

秋元は「昨日までのライブ観させてもらったんですが、何の不安もないぐらい頼もしい後輩たちに囲まれていたんだなあと思います。表現の仕方がみんな違っても、最終的に見てるゴールを同じにすることが大切かなって思ってます。世代交代が難しいと言われるグループアイドルですが、乃木坂46はちゃん世代交代が出来たんじゃないかって思います。(会場拍手)みんなそう思ってくれたんだ良かった…。それでは最後の曲は、私の一番好きな曲です」と、『ひと夏の長さより。。。』を可憐に熱唱し、本編は終了。

鳴り止まぬアンコールを受け、高山一実、松村沙友理、西野七瀬、白石麻衣、生田絵梨花、桜井玲香の卒業生からサプライズのお疲れ様のメッセージのあと、秋元らしいオフショルダーのドレスに着替えた秋元。

「さっきのVTRにびっくりして、いっぱい泣いちゃったんですけど、卒業生のみんな本当にありがとう。卒業っていうものをを見送ることは誰よりも経験してきているはずなのに、今こうして自分の番が来るとすごい味わったことのない感情になるんだなあっていうのを実感しています。

私が乃木坂のオーディションを受けたのは12年前の夏、2011年の8月だったんですけど、その当時のことを今もすごく覚えていて。自分の意思で乃木坂に応募して。どんどん審査が進んでいって合格して、そこからはどうなるかっていうのが全然分からなかったですけど。こうして11年間、同じグループで活動して、そこを旅立つ日に自分のアイドル人生を振り返ると本当にここに入ってよかったなと思います。

私の両親はめちゃくちゃ子供思いの人で、私にも途轍もない量の愛を与えてくれていつも私を褒めてくれたり本当に優しい両親で、そんな二人に育てられたから、こうして今乃木坂に入ってキャプテンを3年半務めたときも、みんなにたくさん愛を与えたいと思える人になったのかなっていう風に感じています。

ファンのみなさん。この会場にいる皆さんもそうだし、今回はね、チケットが当たらなかったよっていう方もたくさん聞いているので、今配信で見てくださってる方もいっぱいいるんじゃないかなと思うんですけど。私のファンの皆さん、私を応援してて楽しかったですか?

今こうして、アイドルの幕を閉じる瞬間に思うのは、これやったら喜んでくれるのかなとか。皆さんが喜んでくれるなら、もうどんな無理でもできちゃうぐらい皆さんのことが本当に好きになったことです。『制服のマネキン』から遅れてデビューさせてもらいましたけど、心細かった私を支えてくれたのも皆さんで。本当にわたしのアイドル人生は、皆さんと共にずっと歩んできたんだなあっていうふうに、すごく今思っています。生まれ変わっても絶対乃木坂になりたいし、乃木坂のキャプテンを務めたいです。それぐらい大好きな場所でした。11年間、本当にありがとうございました」とメッセージを贈った。

そしてアンコール1曲目には、秋元の卒業曲となる『僕たちのサヨナラ』を初披露。そして「真夏さんリスペクト軍団」のナンバー『2度目のキスから』では、「最後のアイドルの姿見てください!」と泣き顔と笑顔がごちゃまぜになりながら、ファンの近くへ凱旋。秋元カラーのサイリウムがいっぱい揺れた。

ここでさらにサプライズ。秋元から後輩全員に手紙を書いてきたと言い、代表して梅澤新キャプテンに宛てた手紙が読まれた。

「たくさんの先輩がいる中で、最初から失礼がないようにと若いメンバーたちに礼儀を教えてくれたり、本来ならばまだ自分のことでいっぱいいっぱいのはずなのに。今の楽しい三期生の姿があるのは加入当初から土台を築いてくれた梅のおかげなんだろうなって振り返るとすごく感じます。

言葉にするのがすごく難しいんだけど、多分梅は周りからあんまり手のかからないメンバーだと思われているからこそ、少し後回しにされることがあったり、安心感からちょっと大変なことでも任せたらどうにかやってくれるだろうって期待をされやすいと思う。だからこそ、きっとさらに気持ちの整理が難しい時も来ると思う。でもキャプテンだから、“あーしなきゃこうしなきゃ”って思いすぎなくて大丈夫です。梅自身が持っている性格と土台が、傍から見たらもう十分すぎるくらいやってくれているし、ちょっとのことではその信頼は崩れません。

何より、卒業したのにちょっと相談するのは申し訳ないって思ったりせずに。私にも気軽にわからないことを聞いてくれて大丈夫です。もしもそこに気を使ったら、そこで初めて私が梅に怒ります。

キャプテンという立場に、“ 無理しないでね”なんて言う言葉を掛けられても、それ自体が無理なこと、私もよく知っているから、つらくなったら、少し先の未来を見据えたり、深呼吸して今でも吐き出してね。

最後にメンバーにお願いがあります。これから梅のこと守ってあげてください」と、前キャプテン秋元からの心のこもったメッセージが届けられた。

「次の曲で乃木坂46としてラストになります。聞いてください『乃木坂の詩』」。今まで何度も観た光景だが、11年間愛情を注ぎつづけた“乃木坂のマリア”を照らす紫のサイリウムは、乃木坂の歴史と未来を示す光へ。

最後に必殺技「ずっきゅん!」を決めたが、アツいWアンコールに応え、「帰ってきちゃいましたー」とふたたびステージへ。外周を回ってファンの近くで最後のあいさつをしながら『ハウス!』で会場をひとつに。さらにトリプルアンコールでファンからのリクエストを募り『ガールズルール』に決定。「横アリー!最後に盛り上がって行くぞー!!」の煽りに、会場は地響きにも似た声援が巻き起り、まさに興奮の坩堝に。

“声出し解禁”を心ゆくまで堪能。“やっぱ乃木坂だな!”と叫びたくなる盛り上がりとなった。そして“アイドル秋元真夏”は伝説となり、新しい未来へと歩み始めた。

<セットリスト>

1.ぐるぐるカーテン
2.おいでシャンプー
3.走れ!Bicycle
4.制服のマネキン
5.ガールズルール
6.太陽ノック
7.バンドエイドを剥がすような別れ方
8.ジャンピンジョーカーフラッシュ
9.僕の衝動
10.口約束
11.ごめんね、スムージー
12.魚たちのLOVE SONG
13.涙が悲しみだった頃
14.Against
15.インフルエンサー
16.シンクロニシティ
17.好きというのはロックだぜ!
18.帰り道は遠回りしたくなる。
19.最後のTight Hug
20.言霊砲
21.忘却と美学
22.大嫌いなはずだった。
23.ひと夏の長さより。。。

EN1:僕たちのサヨナラ
EN2:2度目のキスから
EN3:乃木坂の詩

WEN:ハウス!
TEN:ガールズルール

Ⓒ乃木坂46LLC

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